諦め続ける薬

忘れることは、疲れに対する最高の薬。思い出に対する最悪の薬。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

感想―おおかみこどもの雨と雪

さっきみ終わって、すぐ帰ってきて、という。 注意をおいておこう。 私はいま、ここ作ってから過去ないくらい感情的でしかない感想を書こうとしております。 支離滅裂なところもあると思うのでその辺は生暖かく見守っていただければ。ネタばれは、ちょっとほ…

過剰な一般化とその判定の厳格化

なんて悪いことをする人がいるんだ、この国終わったな なんていいことをする人がいるんだ、この国始まったな ある人が一部の人を見てその集団を一般化したがることについて、いまさら何かを言うつもりもない。ありふれたことだから。 ただ、その一般化には判…

バスから耳へ

ちょっとした旅行から帰宅。 今回は高速バスを使用したものの、どうにもいけない。酔ってしまう。三半規管鍛えないといけない、と旧友に言われたことがある。 これでもいいほうなのだ。前のほうで左窓際の席、ならば酔わなくなったから。どれだけ限定された…

軌跡クロスベル:リベールにない場所からみる差異

ゲーム垢で書いた分析の直し。 クロスベル(零・碧の軌跡)には、リベール(空の軌跡)にはない場所などがみられる。 主に、「墓地」と「病院」。前者はラヴェンヌなどにもあったが、クロスベル市が大きいことでああいうまとまった共同墓地があると認識でき…

今やったらどれだけ早く終わるのか問題

この間、タスク処理から夏休みの宿題の話になった。 「とりあえず一区切りずつ分担しよう」「一週間に分けてやればすぐ終わる、たぶん」「なんか夏休みの宿題みたいだな、『一日三ページやれば七月中に終わる』みたいな」「あったあった。でもやらない」 あ…

逃れられず、ずっと続く

待合室に入った。 数分の用を済ませて帰るつもりだったのだけれど、数百人が、数百の待合席に座り、整列したまま順番を待っている。新たに入った私を、数百かける二の瞳が刺し殺す。もしかしたらあの奥の扉にも同じように膨大な列ができているのかもしれない…

天使にカレンダーを…

小学生の頃かな。 前の月のカレンダーに落書きをして遊んでいた。 剥がしたカレンダーはもう必要ない。大きな紙だし、丈夫だし、遊ぶには十分。いつだったかそれで父が紙飛行機を折ってくれたときは近くの土手で一日中遊んでいた覚えがある。 今月のカレンダ…

電話の声色

いつもはさばさばした口調で話す上の人。 電話を使っているのを聞いていると、すごくきつい声色でねちねちと話す。おそらくは身内の会話なのだろうけれど、その豹変ぶりに、近くの私たちは戸惑う。 私ももしかしてあんな風なんだろうか、と話題を振ってみる…

主語を抜いて話す人の話

「来週飲み会かあ」 「お酒苦手みたいですよ」 「え、なに?」 「だから、お酒が苦手なんですって」 「だれが!」 「後輩の人です」 「なんだ、後輩の話かよ」 主語(もしくは話の題や目的語)を抜かして話す人によく出会う。気がする。高校時代の後輩とか、…